窓ガラスは家中、あらゆる場所に設置されています。
そのため生活全般に、さまざまな影響を与えているのかも。
もしあなたがちょっとした暮らしにくさを感じているのなら、窓ガラスのリフォームも検討してみてください。
住宅用窓ガラスのリフォーム事例や、気になる費用などについてまとめて解説していきます。
窓ガラスのリフォームで改善できる不満9つ
念願のお家は手に入れたけど、なんだか暮らしにくい…。
そんな不満を感じていませんか?
その問題、もしかしたら「窓」に原因があるかもしれません。
不満1. 室内が暑い
熱は窓から室内に入り込み、床にあたった反射熱の影響でも室温があがりますが、遮熱ガラスへの変更や日よけの設置で改善できます。
不満2. 結露がひどい
不満3. 冷暖房の効きが悪い
ガラスやサッシの交換で窓の断熱性を向上させれば、エアコンなどの冷暖房効率が良くなり、光熱費を抑えることができます。
不満4. 室内の風通しが悪い
お部屋の風通しの悪さやニオイのこもりは、通風効果の高い新型網戸の導入や窓デザインの変更である程度は改善できます。
不満5. 浴室が寒すぎる
家族に高齢者がいると浴室でのヒートショックが心配ですが、浴室周りの窓を断熱リフォームで急激な温度差をなくすと事故を防ぐことができます。
不満6. 騒音で眠れない
住宅の騒音トラブルはストレスレベルが高いのですが、窓ガラスやサッシの変更で外からの音の侵入や、逆にペットの鳴き声などの音漏れも予防できます。
不満7. プライバシーを守りたい
隣家や道路からの視線が気になる場合はガラスやサッシデザインの変更で改善できますが、窓周りに目隠しをつけるといった簡単リフォームも効果的です。
不満8. 近所で空き巣があって不安
泥棒の約6割は窓から侵入していますから、防犯面に不安がある場合は防犯ガラスや二重窓へのリフォーム、シャッターや雨戸などを取り付けることをおすすめします。
住宅用窓ガラスを割って侵入する手口や、防犯窓ガラスの選び方については、次の記事で詳しく解説しています。
いま使っている窓ガラスに不安を感じたら、窓のリフォームを検討しましょう。
不満9. 耐震性を向上させたい
大きな開口部である窓に耐震補強フレームをつけることで、年数が経過した住宅でも安心して生活ができます。
窓ガラスのリフォーム方法は?
住宅用窓ガラスのリフォームは数時間で終わるものから、大掛かりな工事を要するものまでさまざま。
工期も忘れずに、確認しておきましょう。
方法1. ガラスを交換する
既存の窓枠のガラスだけを交換して断熱性や遮熱性などを高める方法で、1窓あたり1時間程度で施工できます。
窓の断熱リフォームの必要性やガラス選びのポイントについては、次の記事で詳しくご紹介しています。
リフォームの際のガラス選びに、ぜひ役立ててください。
方法2. 窓を交換する
ジョイント枠を取付けて断熱サッシなどに交換する方法で、壁を壊す必要がなく、1窓あたり2~6時間程度で性能も外観も大きく変えることができます。
方法3. 内窓を取り付ける
既存の窓枠に内窓をプラスして断熱や防音性能を向上させるリフォームで、1窓あたり1時間程度で施工できます。
方法4. 窓まわりに機能部品を取り付ける
窓周りに次のような部品を取り付けることができますが、内容によって半日から1日程度の施工時間をみておきましょう。
- 日よけ
- ルーバー
- シャッター
- 雨戸
- 面格子
- 網戸
気になる窓のリフォーム費用の目安は?
住宅用窓ガラスのリフォーム費用は内容や工法、窓ガラスの面積や数、使うガラスやサッシの素材によってかなり違います。
ガラス面積1.5~3.5㎡程度であれば、次の金額を目安としましょう。
- ガラスの交換 … 8万円~
- 窓の交換 … 20万円~
- 内窓の取り付け … 15万円~
- 機能部品の取り付け … 1万円~
業者によっても費用に差がありますから複数の会社にプランニングを依頼し、見積書を比較して、納得できる相手を選んでください。
計画的なリフォームだけでなく、突然のアクシデントで窓ガラスが割れてしまい、急な修理が必要になることも多いです。
以下の記事では窓ガラスの修理・交換や費用について詳しくまとめていますので、一緒に確認をしておきましょう。