窓ガラスは室内を明るくし、外の風景を取り込んで快適な住まいを作ってくれます。
だからこそガラス選びを間違えると、窓辺が過ごしにくい場所になってしまうかも……。
もしあなたがお住まいに不満を感じているなら、リフォームも検討しましょう。
快適な窓辺の条件や、窓ガラス選びのポイントについて解説していきます。
快適な窓辺を作る条件3つ
窓辺は燦燦と降り注ぐ太陽の光を浴び、四季によって移り変わる庭の景色を堪能できる素敵な場所です。
突然ですが、あなたのお家の窓辺は快適ですか?
私たちが「過ごしやすい」と感じる窓辺には、次の3つの要素が欠かせません。
ご自宅の窓辺の過ごしやすさを、チェックしてみましょう。
条件1. 暑さ・寒さが厳しくない
窓は住宅の中で一番断熱がしにくい開口部ですから、ある程度の寒暖差は仕方がないとあきらめる人は多いでしょう。
ですが夏の窓辺が異常に暑く、冬は暖房をしていても震えるほど寒いのでは、とても窓辺で過ごすことはできません。
冷暖房費も余計にかかって出費が増え、家計の面でも暮らしにくくなってしまいます。
条件2. じめじめしない
条件3. 静かでプライバシーが守れる
窓ガラスは他の建材と比べて薄いので、窓はどうしても音の抜け道になってしまいがち。
外の騒音が入ってくるようでは気持よく窓辺で過ごすことができませんし、家族の会話も周りに筒抜けに…。
騒音はご近所トラブルの原因にもなりますので、窓辺で過ごしにくくなってしまうのです。
窓ガラスの防音対策の必要性については、次の記事でさらに詳しくご紹介しています。
あわせて確認をしておきましょう。
窓リフォームを検討しましょう
特別に不満を感じてはいなくても、換気をするとき以外は窓辺に近寄ることがなかったり、カーテンをいつも引いたままにしたりしていませんか?
それは、窓辺が快適ではない証拠です。
窓辺を広々と活用し、快適で安全に暮らすためには、窓のリフォームを検討しましょう。
窓辺が過ごしにくい状況は、窓ガラスを交換するだけでも大きく改善ができます。
住環境のリフォームには時間も費用もかかりますが、窓リフォームなら工事は比較的簡単で、大きな費用もかかりません。
負担の少ない窓リフォームで、快適な窓辺を手に入れましょう。
窓のリフォームにかかる時間や費用の目安については、こちらの記事が参考になります。
快適な窓辺を作るおすすめの窓ガラスは?
空間をあけて2枚のガラスを貼り合わせた複層ガラス、いわゆるペアガラスも効果的ですが、快適な窓辺を作るのに最適な窓ガラスはLow-E複層ガラスです。
複層ガラスは断熱はできても、遮熱や防音性を高めるのには向いていません。
その点、Low-E複層ガラスは断熱と遮熱の機能をあわせもち、効果的に窓辺の温度をコントロールが可能。
防音機能や防犯機能も付加することができるので、住む人のニーズにあう、快適な窓辺を作りやすいのです。
道路の状況や住宅の密集度、家の建つ方向によっても窓辺の環境は左右されますし、Low-E複層ガラスには挟み込む金属皮膜によって、いくつかのタイプがあります。
次のように窓辺にあったガラスを組み合わせて、窓リフォームで快適な窓辺を作りましょう。
- 北側の日の当たりにくい部屋 ⇒ 断熱タイプ
- 暖房が効きにくい部屋 ⇒ 断熱タイプ
- 南向きの日当たりの良い部屋 ⇒ 遮熱タイプ
- 西日が気になる窓 ⇒ 遮熱タイプ
- 交通量の多い道路に面した窓 ⇒ 防音タイプ
- ピアノ部屋やペットのいる部屋 ⇒ 防音タイプ
お部屋の中が快適であるとともに、窓ガラスの美観やお掃除のしやすさも大事です。
汚れにくい窓ガラスについて解説したこちらの記事も、ぜひチェックしておいてください。