光を通すガラスに、「脆い」や「壊れやすい」というイメージを持つ人も多いでしょう。
住宅用窓ガラスはサッシに支えられているため、ある程度の強度があります。
ですがやっぱり他の住宅用建材と比べれば壊れやすく、急な修理が必要になるかもしれません。
今回は窓ガラスの修理や、気になる費用についてまとめてみました。
住宅用窓ガラスの破損!こんなケースに注意!
ガラスのコップはうっかり落として割れてしまうことがあるけれど、住宅用の窓ガラスは泥棒にでも入られなきゃ修理をすることはない…。
そんな風に思い込んではいませんか?
いいえ、実は窓ガラスは次のような、ちょっとしたこと原因で破損してしまうことが多いのです。
- 転んだ拍子にぶつかってしまった
- うっかり掃除機をぶつけてしまった
- 子供がおもちゃを投げつけた
- 野球のボールが飛んできた
- 台風で植木鉢が飛んできた
- 鳥がぶつかった
- エアコンの風が当たって熱割れした
- 経年劣化で自然に割れた
きちんと点検をしていれば防げるケースもありますが、窓ガラスの破損はいつ起きるか予想がつきません。
もし急なアクシデントで窓ガラスが割れてしまった場合は、すぐに修理の手配をしましょう。
「ヒビが入っただけだから…」と軽く考えてはいけません。
子供が知らずに触って怪我をするリスクがありますし、ヒビによって窓ガラス全体の強度が低下して、軽い振動でも急に割れる危険も…。
以下の記事で詳しく解説していますが、絶対に割れない窓ガラスはありません。
だからこそ窓ガラスが破損した時の対処法や修理の流れを、しっかり理解しておきましょう。
住宅用窓ガラスの修理費用の相場は?
一般的に住宅用窓ガラスの修理費用は、次の3つの費用で総額が決まります。
ガラス代金 + 工事費 + 出張料金
それぞれを詳しく説明していきましょう。
費用1. ガラス代金
ガラス代金はガラスの種類や大きさ、厚さや形状などによって変わります。
おおむね次の費用を目安にしてください。
- フロートガラス … 3,000円~
- 型ガラス・すりガラス … 15,000円~
- 強化ガラス … 25,000円~
- 複層ガラス … 15,000円~
住宅用窓ガラスにはさまざまな種類があり、それぞれ機能が違います。
住宅用窓ガラスの種類やお部屋にあわせた選び方をまとめた次の記事を参考に、修理・交換を検討しましょう。
費用2. 工事代金
工事費用は割れてしまったガラスを取り除き、新しい物に取り換えるための作業費用で、作業をする人数によっても変わります。
工事に足場を組む必要がある場合などには、特殊作業費が追加されるかもしれません。
費用3. 出張料金
交換に出向く交通費などの経費が出張費として請求されることもありますが、これは業者によって差があります。
住宅用窓ガラスの修理をする場合は、最初に業者に見積もりを依頼してから進めていきましょう。
窓ガラスは住まいを雨風、そして不審者からの侵入から守るものです。
価格の安さだけでなく、すぐに修理をしてくれるかにも注目して、修理業者を選んでください。
住宅用窓ガラスの修理に保険は使える?
思わぬアクシデントで住宅用窓ガラスが割れてしまった場合、修理には保険が使えるかもしれません。
加入している住宅火災保険の契約内容や特約を、しっかり確認してみましょう。
泥棒に窓ガラスを割られた場合は盗難補償の適用を受けることができますし、風災補償に入っていれば、台風などの飛来物で壊れた場合もカバーができます。
鳥などの衝突による偶発的な破損はあきらめがちですが、外部的不注意などによる破損の補償の対象になるケースも。
ただし免責金額内の修理で保険金が支払われないこともありますので、自分では判断が難しい場合は、保険会社に相談してみるといいでしょう。
ガラスの修理・交換をきっかけに、窓リフォームを検討するのも良い方法です。
こちらの記事では、生活をもっと快適にする窓周りのリフォームの仕方についてまとめていますので、ぜひ参考にしてください。